NISAの恒久化の見送りについての見解

2019年10月16日、政府は期限付きで導入された少額投資非課税制度(NISA)について恒久化を見送る方針を固めたようです。
初期のNISAは5年間100万円までの非課税口座が利用できました。
二年前に、投資口座の限度額が120万円までに拡張しました。
そして、今年はNISA口座の恒久化を個人投資家は期待していたようです。

Twitter界隈、Yahooニュースの掲示板などでは非常にNISAの恒久化の採用がされなかった事で非常に憤慨する人達が多かったように思えます。
憤慨した大きな理由としては「現行制度は富裕層への優遇」とのことで却下されたことのようです。政府からの説明としては不足しすぎているのもあると思います。

実際のNISA口座を利用する事での投資利益からの税収は国の全体の税収から見たら微々たるものです。
このくらいの税収を政府が本当に気にしているのかは定かではありません。
また「現行制度は富裕層への優遇」とのことでしたが
富裕層がNISA口座を気にしながら投資を行なっていることは無いのではないかと皆考えているようです。

正直な私のNISAの恒久化見送りついての考え方ですが、NISA口座の恒久化は必要無しと考えています。
というよりは、現在の証券ポートフォリオはNISA口座の5年間の期限を考慮した上でのポートフォリオになってます。
そのため、NISA口座が恒久化されると逆に困ってしまう状況にあります。
何故ならば投資戦略が変わってしまうからです。

NISA口座の問題として、NISA口座に預けた株式は担保として利用できなかったり、貸株としても利用が出来ません。
担保として利用できるというのはお金を借りる時の担保として利用できるという事です。
5年という長い期間を終えた株は、課税される特定口座に移管されますが、担保にも利用できるようになるので代用有価証券(担保)として利用する事で信用取引やFXの証拠金として利用できます。

否恒久化NISAを利用した投資戦略

私の場合は、NISA口座の期間を終えて特定口座に移管された株は代用有価証券として利用され、現在はFXで新興国通貨の購入に回されています。
年間利回りはスワップ金利換算で20%の利回りなので資金効率としては非常に高いパフォーマンスになってます。

結局なところ、NISAが恒久化することにより、株の配当のパフォーマンス以上を叩き出すことは非常に難しく配当利回りを維持しなければいけなります。
特定口座を活用することで、株や投資信託を代用有価証券として利用して別の投資を行う投資余力を生み出すことが可能なので、NISAの恒久化には一長一短があると思ってます。

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